若者が全力で生きる日常を描いたポカリスエットのCM「青が舞う」篇
目指したのは特別な出来事ではなく、“日常”を描くこと。物語的な起承転結や説明のつく仕掛けになるべく頼らずに、どこまで心を動かせるか。若い世代が全力で生きる姿そのものをいかに真っすぐ瑞々しく描けるか。シンプルな狙いだからこそ奥が深くて難しい。でも広告屋としてはこれ以上ないほど純粋で幸福なお題でした。
UP TO WORKS
どこにでもあるようなハイライトを重ねて、家族の風景は移ろい、そして、親子の距離はあっという間に変化していく。どこまでも遠くに行ってほしいという親心と、いつまでも近くにいてほしいという親心。横浜の郊外と東京の都心とを往復する相鉄東急直通線は、そんな矛盾した気持ちの間を繋ぐことができる。「いってらっしゃい」という日本語には、「行って、そして、無事に帰ってきてください」という想いがこめられているという。
東京へと巣立っていく子の背中を見つめる親心と、都心直通の念願をかなえ東京へとネイビーブルーの車両を送りだす相鉄の親心。それぞれの「いってらっしゃい」の想いを重ねながら、2023年の春にふさわしい映像を目指した。
(SIX クリエイティブディレクター 奥山雄太)
https://www.youtube.com/watch?v=lseiJCAiF_o&feature=share
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