お互いの本音を伝えるきっかけを目指したユニクロの「母の日」広告
母と子どもの毎日は、きれいごとばかりとは限らない。ついいろいろ言ってしまったり、うるさがってしまったり。でも、心の奥には、お互いを想い合う気持ちが確かにある。そんな気持ちを伝えるきっかけを母の日キャンペーンでつくることを、UNIQLO、制作チーム一同、目指しました。今年は、新聞だけでなく、オウンド、店頭ポスター、メッセージカードも。さらに、中国、香港、台湾など、国境を越えて話題にしていただけたそうです。
UP TO WORKS
NA(菅田):もしも東京の真ん中に山があったら。
きっと空気は澄んでて
気持ちのいい風が吹いて、
それから、不安とか寂しさまで
受け止めてもらっているような気がして。
菅田:ヤッホー
NA(菅田)+S:今日がやさしくなっていく。
NA:30周年のマウントレーニア。
S:30TH
「アイデンティティであるロゴのレーニア山を大きくし、変化の多い時代の拠りどころのような存在になりたい」というお話を伺い、都会のど真ん中に大きな山があったらいいのになという昔からの妄想が頭をもたげました。火山学の専門家と環境変化について考えて、そんなやさしい世界をみんなでつくり上げました。
(電通 クリエイティブディレクター 尾上永晃)
「マウントレーニア」はシアトルから見える実在の山。富士山に似た形から、かつて日本から移住してきた人々が故郷を思い、心の拠りどころにしてきたという話を聞き、山が持つ包容力ややさしさの側面にフォーカスしたコピーができました。何も言わずにそばにいて、今日をやさしくしてくれる。そんな存在であり続けるというブランドの意志が伝わったらいいなと思います。
(電通 コピーライター 伊藤みゆき)
グラフィックでは、安心できる存在であるマウントレーニアを、ブランドのシンボルであるレーニア山によって表現できないか、チームで丁寧につくりあげていきました。できるだけさりげなく、できるだけ生き生きと、山のある生活を切り取ろうと自由な撮影手法をとりました。
(電通 アートディレクター 塚本哲也)
https://www.mtrainier.jp/tokyorainier/
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