企画の実現可能性をテクニカル面から検証し、最新テクノロジーを活用した企画アイデアを提案するテクニカルディレクターとして、近年、数々の話題のWebサイトやコンテンツを手がける高橋さん。仕事の丁寧さと技術的なチャレンジ両面が求められる仕事だ。
BIRDMAN 高橋智也(たかはし・ともや)
1978年生まれ。長野県飯田市出身。2010年、BIRDMANに入社、テクニカルディレクター兼ディベロッパーとして活動。テクニカルディレクターとして参加した、ユニコーンのMVで映画『宇宙兄弟』のプロモーション映像でもある『Feel So Moon』は、アドフェスト ゴールド、スパイクスアジアシルバーなど受賞。
仕事の丁寧さが世界観を守る
2年前にテクニカルディレクター(TD)になる前は、プログラミングやフロントエンドの実装を手がけていた。「元々、自分で手を動かしてものを作るのが大好き。仕組みを作ってあとは他のスタッフに任せるのが基本的な業務フローですが、技術的に難しい案件であれば、いまでも自身で実装まで手がけます」。TDの仕事は、クライアントや広告会社の「こんなものを作りたい」というアイデアの実現可能性の検証や、実現するための技術や過去事例の調査、プログラミングやモックアップ制作まで幅広い。また、ブレーンストーミングの段階からプロジェクトに参加し、テクノロジーの立場から企画提案を行うこともある。