バックエンドシステムの設計・構築からプログラミング、フロントエンドのソースコード作成まで。イズカワタカノブさんは、デベロッパーとして、Web制作の川上から川下まで、幅広いスキルでユーザー体験を支える。
Katamari Inc. イズカワタカノブ(いずかわ・たかのぶ)
デベロッパー。「Yahoo! JAPAN さわれる検索」や「JRA 進撃のジャパンカップ/有馬記念」などのキャンペーンサイトの裏側を支える“カタマリのひげ”。最近ではイベント系やテレビ関連などのリアルタイム性が要求されるシステムに興味アリ。
想定の倍のユーザーが来ても大丈夫
誰もが日常的にネットを閲覧する現在、企業が展開するWebサイト・コンテンツは多様化するとともに、よりリッチでクオリティの高いものが増えている。サーバー負荷の重いサイトが一般化しつつある一方で、ネットに慣れた私たち一般ユーザーは「サーバーは落ちないのが当たり前」と考える人が大多数を占めるのではないだろうか。安定的な運用を実現するバックエンドシステムを持てるかどうかは、自社のサイトを訪れるユーザーの満足度を大きく左右しかねない重要な要素だ。「近年、多く手がけている企業のキャンペーンサイトは、短い公開期間に多数の人がアクセスするため、サーバー負荷が重くなるのが特徴です。また、クライアントからの要求レベルも年々高まっています。目の肥えたユーザーにも満足してもらえる、よりリッチなコンテンツを提供しようとする企業が増えているのだと思います。おかげさまで大手クライアントの案件も増えていますが、そういうサイトやコンテンツは必然的にアクセス数が多いので、フロントエンドの面白いクリエイティブを安定的に提供するためにも、強いバックエンドの構築が不可欠です」。