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メディアリレーションズ拡大・強化計画

ブルームバーグ副支局長が明かす 海外メディアに注目されるポイントとは?

谷合謙三(ブルームバーグ東京ニュースルーム 副支局長)

世界中の金融やビジネス情報をいち早く伝える米通信社ブルームバーグ。世界中にニュースを配信できる強みを持つ同社が求める、広報の役割とは─?

ブルームバーグ エル・ピー
情報サービス、ニュース、メディアを統合した企業を目指す創業者マイケル・ブルームバーグのもと、1982年に設立。ニューヨークに本社を置き、世界192拠点で1万5千人以上が従事する一大ネットワーク。ブルームバーグニュースは全世界に2400人以上のスタッフを擁し、1日5千本以上の記事を配信している。

ニューヨークに本社を置き、世界192拠点のネットワークを持つブルームバーグ。全世界の金融のプロやビジネス、政治の政策決定者が必要とするツールやデータを1つのプラットフォームにまとめて提供する『ブルームバーグプロフェッショナルサービス』を事業の中核とし、ニュース、テレビ、ラジオ、インターネットなどのメディア事業も展開している。

中でもニュース部門は同社の事業で重要なポジションを占めており、世界73カ国150以上の支局にスタッフを配置。マーケット情報、産業、経済、政治、スポーツや芸術まで、1日平均5千本以上の記事がテレビやラジオのほか、月間で約2400万人が訪問するウェブサイトなどに掲載され、さらに、世界60カ国、1000媒体にも配信している。

1982年の創業以来、同社は「情報を通じて世界の資本市場の透明性をより高める」という信念のもと、「factual word(事実= 正確性)」「first word(最初に報じる早さ=スクープ)」「fastest word(詳細を速く伝える)」「final word(ニュースの意義付け、視点の提供)」「future word(将来の視点の提供)」の「5つのF」を編集方針として掲げる。

「正確性を第一に、読者に情報への信頼感を持っていただくため、情報源を明らかにして伝えることを徹底しています。また、スピードに関しては専門のスピードチームを編成し …

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