「記事に直結する記者クラブにリリースを配りたい」─。そんな広報担当者のために、業界・ジャンル別に実態を解説。自社の事業内容に適した記者クラブを探し、開拓してみよう。
他社に学べ! 記者クラブ活用術
読者アンケートで記者クラブに関する悩みを複数回答で聞いたところ、多かったのが「記者が忙しそうで話しかけにくい」(42.7%)、「リリース配布時しか訪問できず関係が築けない」(40.5%)というもの。他社の広報はどう活用しているのか?「会いたいターゲットを定め、その記者の署名記事や部で担当するコーナーは必ずチェック」(電機・精密機器)というように、担当記者の名前を事前に調べ、その記者の記事を読んでおくと話が弾みそう。また、「他社や競合の発表の予定などをチェックする」(医療品)など情報収集に活用しているという声も。一方、「所管官庁の業界に関する課題を『耳打ち』すると記者から関心を持たれる。役所に知れたら出入り禁止だが……」(レジャー・エンタメ)と語る猛者もいた。
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金融記者クラブ(日銀クラブ)
日本銀行(中央区日本橋)内にある記者クラブ。全国紙はもちろん、テレビ局、通信社、外国メディアも在籍している。経済部の記者が中心に常駐しており、日銀の金融政策をウォッチしている。企業に関しては、金融(銀行)、保険会社関係のニュースを担当している。
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国土交通省記者クラブ
霞ヶ関の国土交通省内にある記者クラブ。ほとんどの大手マスコミの記者が常駐している。旧建設省系のダムや河川などの公共政策関係のイメージが強いが …
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