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メディアリレーションズ拡大・強化計画

3月から子会社取締役兼任 「経営に広報視点を活かしたい」

江頭令子(ボヤージュグループ)

2014年にマザーズ上場を果たしたカヤック、ボヤージュグループ。いずれも「攻めの広報」を実践している企業であり、報道関係者からの視線も熱い。業績好調を支える両社の広報担当者を訪ね、独自のメディア戦略に迫った。

黒い封筒を見るたびに社と自分を思い出してもらう
四半期に1度、メディアに郵送しているニュースレター「航海ログ」。
手書きのメッセージを添え、企業ロゴ入りの黒い封筒を使ったアイキャッチ効果も。

3月から子会社取締役を兼任
「経営に広報視点を活かしたい」
ボヤージュグループ

「取締役就任おめでとう。新商品が出たら、微力ながら番組で紹介させてね」─。今年3月、インターネット広告などを展開するボヤージュグループ 広報・IR室長の江頭令子さんのもとに、こんなメールが届いた。差出人は、某テレビ局のディレクター。江頭さんが定期的に出しているニュースレターを読み、数年ぶりに連絡をくれたのだという。

ボヤージュグループは2月25日、通販化粧品事業を手がける新会社「ゼノシス」を立ち上げた。江頭さんはこの取締役に就任し、今後はグループ広報との二足のわらじを履く。「広報視点は経営に活かせると思っているんです。今までは事業ができ上がった後から関わることが多かったですが、これからは開発段階から広報視点を盛り込み、計画的なPRを展開していきたいです」。

そう目を輝かせる江頭さん。社内からもメディアからも評価され、応援される。その秘密はどこにあるのだろう …

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