2014年にマザーズ上場を果たしたカヤック、ボヤージュグループ。いずれも「攻めの広報」を実践している企業であり、報道関係者からの視線も熱い。業績好調を支える両社の広報担当者を訪ね、独自のメディア戦略に迫った。
名刺交換でまず話題づくり
社員全員が自分のイラストが描かれたインパクトのある「漫画名刺」を使用。名刺交換でまず「何だろう?」と思わせることができる。ちなみに、明石さんの名刺は『ブラックジャックによろしく』の作者である漫画家・佐藤秀峰さんによるもの。
社内リソースを最大限活用した「面白法人」のメディア戦略
カヤック
2014年12月に東証マザーズに上場したデジタルコンテンツ制作会社・カヤック(神奈川・鎌倉)。「面白法人」を標榜するだけあって、焼肉の香りが映像とともに楽しめるスマートフォンアプリ「鼻焼肉」や、次世代おままごとプロダクト「ダンボッコ キッチン」など、ユニークなクリエイティブを多数ローンチし、国内はもちろん海外のメディアからも注目を集めるベンチャー企業だ。
そんな同社で広報担当を務める明石瑠美さん。攻めのPRを実現しているイメージとは裏腹に …
あと78%