止まらない物価高、現代人の財布のひも事情調査でわかった2つの消費トリガーとは
物価の高騰がとどまることをしりません。このような状況下では、生活者の財布のひもも固くなるばかり。企業が消費を促進するのもひと苦労なのではないでしょうか。本記事では、物価高が続く今を生きる現代人の“財布のひも事情”を解説。企業のマーケティング担当者や販売促進担当者が、これからの施策実施の際に押さえておくべき現代人の消費価値観や、消費のトリガーを学びます。
広告は「どうやって売るか」「どうすれば買ってもらえるか」という視点からつくられる企業や店からの情報発信ですが、考慮すべきは「広告を見る生活者側の興味」です。人は企業や商品に対してではなく、自分自身のことに最も興味・関心があります。企業や店舗が何とかして商品やサービスの魅力を伝え、販売を試みたところで、生活者は売り込まれることを好みません。
重要なのは、受け手の感情に訴え、情報(広告)を発信することです。つまり、売り手の立場を離れて、情報を発信してみることが大切なのです。「どうすれば売れるか」ではなく、「どうすれば見る人の役に立つか、喜ばせることができるか」という視点で考えると、生活者の心を掴む、より効果的な広告に変化するでしょう。
現代では、デジタルアプローチが一般的で、ネットやメールを通じた...