止まらない物価高、現代人の財布のひも事情調査でわかった2つの消費トリガーとは
物価の高騰がとどまることをしりません。このような状況下では、生活者の財布のひもも固くなるばかり。企業が消費を促進するのもひと苦労なのではないでしょうか。本記事では、物価高が続く今を生きる現代人の“財布のひも事情”を解説。企業のマーケティング担当者や販売促進担当者が、これからの施策実施の際に押さえておくべき現代人の消費価値観や、消費のトリガーを学びます。
以前は、店頭などにデジタルサイネージを設置し、動画広告を流すことがリテールメディア(店舗のメディア化)とされていました。しかし、現在はひとつの広告メニューとして捉えるべきだと思います。顧客接点の活用という観点から、店頭のデジタルサイネージ設置もひとつの方法ですが、デジタル化の加速によってスマートフォンが中心となり、海外では、自社アプリやEC、SNSを含めた、ユーザーとの顧客接点はすべて活用することが一般的となっています。また、小売企業が保有する会員情報や購買データを連携した状態で、各顧客接点へのコミュニケーションが取れる点は、最大の特長だと考えています。
リテールメディアのメリットは、IDPOSデータの分析から、購買行動や購買事実を基にした広告配信が可能で…