止まらない物価高、現代人の財布のひも事情調査でわかった2つの消費トリガーとは
物価の高騰がとどまることをしりません。このような状況下では、生活者の財布のひもも固くなるばかり。企業が消費を促進するのもひと苦労なのではないでしょうか。本記事では、物価高が続く今を生きる現代人の“財布のひも事情”を解説。企業のマーケティング担当者や販売促進担当者が、これからの施策実施の際に押さえておくべき現代人の消費価値観や、消費のトリガーを学びます。
ファンダムは、特定のコンテンツを取り巻く熱心なファンの人々やその活動の総称を指します。ファンダムによる消費は主に「推し消費」と呼ばれ、“人にすすめたいほど気に入っている人や物”=“推し”に対して能動的に行われる金銭を伴う活動の側面を指します。
熱心にコンテンツを消費するファンやオタクと呼ばれる人々は、対象(=推し)そのものに生きがいを見出し、自身の精神的充足や安寧感につなげています。そのため、「推し活で非日常的な生活を体験できる」「推し活のために仕事を頑張れる」といった、推しへの消費そのものが自身の励ましなどにつながるため、自身の生活において推しの優先順位が高くなるほど支出の割合は増加し、依存性も増す傾向にあります。
推し消費には①公式グッズ、②推し活充足グッズ、③推し色グッズと、3つの側面があります。また、コンテンツに直接的に関連する消費だけでなく…