止まらない物価高、現代人の財布のひも事情調査でわかった2つの消費トリガーとは
物価の高騰がとどまることをしりません。このような状況下では、生活者の財布のひもも固くなるばかり。企業が消費を促進するのもひと苦労なのではないでしょうか。本記事では、物価高が続く今を生きる現代人の“財布のひも事情”を解説。企業のマーケティング担当者や販売促進担当者が、これからの施策実施の際に押さえておくべき現代人の消費価値観や、消費のトリガーを学びます。
カスタマージャーニー(以下ジャーニー)とは、特定カテゴリとその周辺にまつわる消費者の学習および問題解決の過程を旅程に例えたものです。欲求の発生から商品・サービスの使用後に至るまで、消費者が接触する情報と、得られた情報をもとに学習することで生じる認識や態度の変化を時系列で記述することが一般的です。なお、ここで情報は能動的接触か受動的接触かを問わず、また消費者の体験も情報を形成するものと考えます。お菓子や洗剤のように非常に短い時間軸のジャーニーとなるカテゴリもあれば、車や住宅のように長期にわたるジャーニーもあり、ジャーニーの複雑さはカテゴリ特性によって異なります。
施策立案時には、ジャーニーのどのフェーズでどのような課題があるかを抽出し、その課題を解決するプロモーションを考えるヒントとして活用でき…