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ゲームでインフラの管理を効率化 楽しみながら社会貢献できると好評

Whole Earth Foundation

ゲームに参加すると、合計100万円以上の賞金が、様々な条件達成により当たるとした。

市民参画型の環境インフラ情報プラットフォームの提供を行うNPOであるWhole Earth Foundation(以下、WEF)(東京・渋谷)は、ダクタイル鉄管や鉄蓋などの製造販売を行う日本鋳鉄管(東京・中央)と共同で提供するゲーム「鉄とコンクリートの守り人」において、東京23区を対象としたイベント「#マンホール聖戦 〜東京23区コンプ祭り〜」を10月23日から31日に実施した。

「鉄とコンクリートの守り人」は、日本にあるすべてのマンホール蓋を、守り人(プレイヤー)が力をあわせて撮影、投稿し、特典などを得ると同時に、老朽化するインフラの安全確保に貢献できる「社会貢献型 位置情報ゲーム」。インフラの多くは高度経済成長期に整備されたことから、近年は老朽化が目立つようになり、年々維持管理が難しくなっている。

中でもマンホールは、全国にある1400万個のうち300万個は耐用年数を超えていると言われているため、効率的な維持管理ができないかと本施策に至った。「#マンホール聖戦」は今年8月に初回を渋谷区で実施。3回目の今回は、東京23区のマンホールのコンプリートを目指した。

イベント期間の前半は思ったほど投稿が伸びずに苦戦したが、素早いUI改善などを経て、後半は投稿数もゲーム登録者数も伸び、登録者数は期間中に2万人を達成。「もっと続けてほしい」といった声が多く聞かれたため、11月7日まで延長戦を開催し、11月5日時点で4区のマンホールがコンプリートできたという。

参加者からは、「このアイデア素晴らしい!マンホールの老朽化をエンタテイメントが救う」といった声が聞かれ、「取り組みに共感の声を多数いただけたことが特に大きな成果だと感じている」と、WEFのCo-founder&CEO 森山大器氏は語った。

プレイヤーがマンホールを撮影して投稿する様子。「マンホールの写真を撮るだけで街の安全も守れるというゲーム、楽しかった!」とポジティブな意見が想像以上に寄せられ、取り組みの意義を再確認できたという。

ゲーム画面。参加の際は公式LINEに登録し、LINE内のURLからWebアプリに登録する。

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