Netflixは、同社のサービス内容を案内する「NETFLIX HELP GUIDE」キャンペーンをスタート。8月9日から全10話のテレビCMシリーズを放映するとともに、新聞広告や山手線トレインジャックを展開した。
これは、コロナ禍で行動が制限され、オリンピックも終了して退屈を持て余す人にNetflixの多様な映像作品で楽しい時間を過ごしてもらいたいと、Netflixの料金プランや作品ラインナップの豊富さ、入退会が簡単にできるといった内容を案内するもの。スリリングな刑事ドラマをモチーフにした映像に乗せて案内することで退屈を持て余す人の興味を引くとともに、Netflixを利用したことがない人にも安心して試せることを浸透させたい狙いだ。
Netflixが、広告キャンペーンとしてサービス内容を大々的に紹介するのは初めての試み。こういったサービス案内は視聴者にあまり響かないことが多いが、情報を突き詰めてストーリー仕立てにし、話の展開に引き込むよう工夫した。
さらに、映像としてもNetflixのスケール感に相応しいよう、撮影現場に世界各国の刑事や機動隊、何十台もの警察車両が大集結するようなスケールの大きなものに仕立てた。「サービス内容の理解促進は一朝一夕では達成できないこと。すぐに目に見える成果が得られるわけではないため、そのほかの広報宣伝活動との相乗効果で徐々に浸透させていければと考えています」と、マーケティング部門 ディレクター 鴨下豊氏は語った。