花王がプラスチックごみ削減の取り組み想定以上の反響で、実施拡大を望む声も

花王は、衣料用洗剤「アタック ZERO」や食器用洗剤「キュキュット」など人気の4商品について、来店客の希望量を充填して販売する期間限定の売り場「量り売り堂」をウエルシア薬局の2店舗でスタート。神奈川のハックドラッグ美しが丘店では9月30日、千葉のウエルシアイオンタウン幕張西店では10月21日からスタートし、いずれも半年間から1年間を予定している。

量り売り堂を利用する際は、量り売りを行っている4商品のボトルもしくは量り売り堂オリジナルボトルを持参する。容器を捨てないという、身近でできるサステナブルな取り組みのひとつとして提案することを目指した。

実施にあたっては、この活動にどれほど興味を持ってもらえるのか、店頭までボトルを持参してもらえるのかといった懸念があったが、反響は想定以上だったという。利用者からは、ごみを削減する取り組みに対する理解が寄せられたほか、「少量からお試し購入できるのはありがたい」といった声も聞かれた。SNSなどでも反響は大きく、量り売り堂の全国展開や取り扱いアイテムの拡大を希望する声もあった。11月上旬時点で、すでに1回目の量り売り分を使い切り、2回目の利用に訪れたという人も見られている。

今後は継続的なリピート利用につながっていくのかを検証するとともに、新たなプラスチックごみ削減方法も検討していく予定だ。