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『こち亀』新刊が5年ぶりに発売 亀有駅のポスタージャックが話題に

集英社

集英社が出版する秋本治さんの漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(以下、『こち亀』)の新刊である201巻が、10月4日に発売。同作の新刊が発売されたのは、2016年以来5年ぶりとなる。発売に合わせ、漫画の舞台である東京のJR亀有駅にて、10月10日まで『こち亀』のポスタージャックが行われた。

掲出されたポスターは全9種。亀有駅近くに設置されている主人公・両さんの銅像や、浅草雷門、花やしきなど、『こち亀』ゆかりの地の写真に、同じ場所が描かれた作中のコマを重ねたデザインだ。『こち亀』は2016年に連載が終了している。読者にとってはまさかの新刊発売ということで、「ただいま!」というキャッチフレーズで認知の獲得を狙った。

Twitterで当施策に言及したユーザー投稿は数万にも及び、ファンを中心に「本当に両さんが帰ってきたみたいだ」と話題が広がった。また、201巻は一時購入できなくなるほどの初速で売れたという。

ポスターには、ビジュアルに合わせたコピーも掲載。コピーは両さんの過去の発言から引用し、「人生おもしろおかしくすごしたほうが勝ちだ!」「きょう一日をハッピーにエンジョイできれば十分だ」など、人々が疲れている時代に、あえて力を抜くことや適当であることの大切さが感じられるものを選んだ。「それがファン以外の人にも広めてもらえたひとつの要因になったと考えられます」(電通 尾上永晃氏、Polarno 相楽賢太郎氏)。

亀有駅近くの両さん像と、作中のコマを重ねたポスターのビジュアル。

浅草寺の雷門と、作中のコマを重ねたポスターのビジュアル。

実際に駅にポスターが掲出されている様子。

ポスターの掲出と同時に、少年ジャンプ編集部のTwitter公式アカウントでは、1〜200巻分の“前回までのあらすじ”をツリー形式で掲載。その後、“前回までのあらすじ”を1枚のグラフィックにまとめてツイートした。

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