日本コカ・コーラは5月26日、レモンNサワー「檸檬堂(れもんどう)」シリーズ3種のサンプリングイベントを、福岡市のイベントスペース「きらめきスクエア」で開催した。架空のレモンサワー専門店「檸檬堂」として、特設ブースを同日かぎりで出店した。
先着6000人を対象に、「檸檬道 定番レモン」「檸檬道 定番レモン」「檸檬道 はちみつレモン」の3種類の中から、好きな製品1本を配布した。時間は午後1時・3時・5時の3回で各回2000人。
会場は百貨店「岩田屋三越」新館1階エントランス横に位置する。付近の通行量は平日約2万人、土・日は約3万8000人に上るという。
「檸檬堂」は5月28日から九州限定で販売している。コカ・コーラグループは全体でもアルコール製品を扱っておらず、かつてあったワイン事業も撤退した。「塩レモン」のアルコール度数は7%とやや高め。「定番レモン」は同5%、「はちみつレモン」は逆に同3%と低い。
居酒屋などで提供される「前割り焼酎」にヒントを得て開発した商品。生産は山口県の果汁飲料メーカーに委託している。前割りとは、あらかじめ焼酎と水を好みの割合で混ぜて数日間寝かせ、直前に温める飲み方だという。
発売に伴うキャンペーンでも、サンプリングで出店した「檸檬堂」をモチーフにした。発売に先立ち、5月25日から俳優の阿部寛さんを起用したテレビCMを、九州エリアで放映している。阿部さんは「レモンサワー一筋の店主役」を務め、CMでは開店前の仕込みのようすや、女性客とのかけ合いを披露する。
Twitterでは、5月28日から6月25日にかけ、3種いずれかの「檸檬堂」製品1ケース(24缶)が合計100人に当たる「どの檸檬堂を注文する?」キャンペーンを実施。「檸檬堂」の公式Twitterアカウントをフォローの上、同アカウントの投稿が提示した選択肢を選んでツイートすると抽選に参加できる。