若年層女性向けのファッションイベント「東京ガールズコレクション」を企画・制作するW TOKYO(東京・渋谷)は5月31日、国連ニューヨーク本部で「持続可能な開発目標(SDGs)」推進ファッションセレモニーを開催した。ファッションを文化の一つとして位置づけ、「対話と発展のための世界文化多様性デー(World Day for Cultural Diversity for Dialogue and Development)」(5月21日)を記念するイベント。
当日は、国連事務局・国連機関職員や、国際NGO職員が参加。「東京ガールズコレクション」オリジナルのスペシャルステージのほか、国連が啓発している「文化の多様性」「女性のエンパワーメント(自立の促進)」「パートナーシップ」などをテーマにしたファッションショーを実施。
さらに、同イベントが2014年から取り組みを続けている、東日本大震災の復興支援活動の一環として、同じく復興支援活動を行っているダンスボーカルグループ「EXILE」のUSA氏と、福島県の子どもらが出演するファッションステージも用意した。
ゲストモデルは、香川沙耶さん、香里奈さん、土屋アンナさんほか、モデルとして岡島彩花さん、川村那月さん、未加子さんなどが出演する。
W TOKYOは、「東京ガールズコレクション」が第20回を迎えた2015年2月、国連が推進する女性のエンパワーメントと女性が輝く社会に向けて、男女が共に歩むことを目指した「One Woman Campaign」の目的と意義に賛同し、国連の友(本部=米ニューヨーク)傘下で、アジア太平洋地域51カ国を統括する国連の友アジアパシフィックと提携。
以降、「東京ガールズコレクション」で「UN Action Support Stage」を展開したり、持続可能な開発目標(SDGs)を啓発する映像の制作や、SDGsに関する認知度・関心度アンケート調査などに取り組んできた。
今回の国連ニューヨーク本部でのファッションセレモニーの開催は、2015年9月、翌16年3月、「国連代々木競技場第一体育館」(東京・渋谷)で開催した「東京ガールズコレクション2016 S/S」を、国連女性問題の第一人者である、アンワルル・K・チャウドリー国連大使が視察し、それまでの活動や、「東京ガールズコレクション」の認知度などを評価したことが背景にあるという。