らでぃっしゅぼーやは5月19、20日の両日に開催された、「食育プチマルシェ&食育ミニ映画祭」(主催=食育マルシェ実行委員会)に出店、若手の契約生産者らが売り子として店頭に立った。
若手生産者が実際に消費者へ販売・対話をすることで、都市部生活者のニーズをつかみ、今後の生産や、商品開発のヒントを得るのが目的という。会場は、東京・新宿の「タカシマヤ タイムズスクエア」2階、JR口付近。1日に約2万人の往来がある場所だ。
店頭で来場者に接したのは、らでぃっしゅぼーやと契約している生産者の2代めなど。昨今、生産者の世代が交代し、若手が増えているが、親世代と比べて消費者ニーズの把握や、商品開発の知見が不足しているという。
5月17日時点で参加予定者に挙げられていたのは、ブロッコリーなどを扱う栃木県那須塩原市の益子巧氏、天然醸造醤油などを扱う島根県仁多郡の森田浩平氏(森田醤油店)、ほうれん草や小松菜などを扱う群馬県高崎市の松井望土氏(くらぶち草の会)、レタスやニラなどを扱う群馬県昭和村の小林啓子氏(野菜くらぶ)ら。
17日には、2月に親会社となったオイシックスドット大地のオンラインストア「Oisix(オイシックス)」にらでぃっしゅぼーやのコーナーが開設した。化学調味料を使わない調味料や、国産原料にこだわった加工食品など、18品の自主企画商品(プライベートブランド、PB)を取り扱う。商品数は拡大する予定。
オンラインストア「Oisix」では、昨年10月にオイシックスと経営統合した、大地を守る会のコーナーもある。合併に先立つ4月に販売を始め、売り上げを拡大している。らでぃっしゅぼーやの商品も同様の売り上げ増を狙う。また、オイシックスドット大地には、NTTドコモと、料理の材料がまとまった「ミールキット」専用のEコマースサイトを立ち上げる計画もある。