エフティ資生堂は4月10日、男性用化粧品ブランド「uno(ウーノ)」で、とんこつラーメン店「一風堂」とコラボレーションした期間限定サービス「男をアゲる海苔(のり)」の無料トッピングをスタートした。
「一風堂」の国内全89店舗でラーメンを注文した来店客が対象。通常は有料の、海苔のトッピングを1枚無料に。海苔には、「麺食べるなら早いうち。肌磨くなら今のうち。」といった「スキンケアの心得」がプリントされている。メッセージは10種類。
3月に発売した、スキンケア製品「UVパーフェクションジェル」のプロモーションの一環。
資生堂グループは、よりターゲットに近い場所で、直接的なアプローチに注力しているようだ。
4月9日には、サイバーエージェント(CA)の新入社員研修の中で、「人の印象は肌でも決まる。肌マネジメント研修 by uno」と題したセミナーを実施した。営業、プロデューサー職として入社した新入社員約100人(男性約60人、女性約40人)が対象。
CAの社員らによる身だしなみマナーの講習のほか、資生堂のunoグループの堀一臣氏(アシスタントブランドマネージャー)が、「肌と印象の関係性」について講演。また、同プレステージブランド/専門店事業部の真坂美名氏が、洗顔フォーム泡立て大会、スキンケア実践などを指南した。
参加した新入社員からは、「なんとなく肌が印象に影響するとは感じていたが、今後はもっと意識的にスキンケアに取り組みたい」「これまでは洗顔後に化粧水を適当につけていたが、正しい方法を学んだので実践したい」といった声があったという。
男性就業者向けのスキンケアに特化した「肌マネジメント研修」は、CA以外の企業にも提供する。

「uno」の新商品を用いてスキンケア講習を受けるサイバーエージェントの新入社員。