東京タワー(運営=日本電波塔)はこのほど、体験型展望ツアー「トップデッキツアー」のプロモーションの一環で、東京近郊に住む息子や娘に会い、「トップデッキツアー」に誘うための「きっかけ」をつくるオンラインキャンペーンを実施している。
企画名は「いいわけチケット by 東京タワー」。特設Webサイトでは、自分の名前などを記載した「トップデッキツアー招待チケット」を生成できる。実家のダイニングテーブルやリビングのような場所を背景に、チケットをスマートフォンで撮影したかのような写真になるのがリアルだ。
「買い物の福引きで東京タワーのチケットが当たった」「東京タワーのチケットを、ご近所の○○さんに譲ってもらったちゃったの!せっかくだから、一緒にいかない?」など、特設Webサイトで作成した写真を、息子や娘などに送る際のメッセージも複数用意した。パソコンやスマートフォンでアクセスできる。
生成したチケットは入場には使えない。「トップデッキツアー」は、事前予約・時間指定制で、料金は大人(高校生以上)が2800円、子ども(小・中学生)が1800円、幼児(4歳以上)が1200円。いずれも税込み。
「トップデッキ」は、ことし12月に東京タワーが開業60周年を迎えるのを機に特別展望台を3月にリニューアルオープンしたもの。
地上250メートルのトップデッキ内は、KAZ SHIRANE(カズ・シラネ)氏がデザインした。幾何学的な造形の鏡を組み合わせたジオメトリックミラーや、発光ダイオードによる照明演出が見どころ。
手軽にメッセージや写真を送りあえるようになり、コミュニケーションのきっかけになるような画像生成の企画はいくつか登場している。
主だったものでは、2014年にニュージーランド航空が、上司に対する休暇申請書をつくれる「ニュージーランド専用休暇申請書」という企画を実施した。企画制作はNOIMAN(ノイマン、アサツー ディ・ケイと、ワントゥーテンデザインの共同プロジェクト)。