時代が変わっても「愛される広告」を生む サントリー流「広告宣伝」の哲学
生活者の消費行動がWeb主体となり、広告をめぐる環境が激変する中でも、多彩なブランドのラインアップを誇るサントリー食品インターナショナルでは、話題となる広告を数多く生み出し続けてきた。その秘訣は一体どこにあるのか。同社コミュニケーションデザイン部長の木下卓也氏に話を聞いた。
デジタル広告を中心に、広告に対して「怪しい」「鬱陶しい」といったネガティブな意見を持つ生活者が増えている現在。問題のある広告はごく一部であっても、「広告」という存在そのものに対してマイナスのイメージを持たれてしまうことになれば、すべての広告主に関わる課題となります。ユーザーが求めている情報、能動的に「見たい」と感じる広告とはどのようなものなのでしょうか。本特集では、この課題を広告業界全体のものと捉え、多様な立場の実務家や有識者にユーザーにとっての最適な「アドエクスペリエンス」という観点から、広告の在り方を考えます。
生活者の消費行動がWeb主体となり、広告をめぐる環境が激変する中でも、多彩なブランドのラインアップを誇るサントリー食品インターナショナルでは、話題となる広告を数多く生み出し続けてきた。その秘訣は一体どこにあるのか。同社コミュニケーションデザイン部長の木下卓也氏に話を聞いた。
1本のSNS投稿動画が怒涛のバズを生み、大躍進を遂げることにつながったオーストラリアマットレス界の風雲児、コアラスリープ。広告費の多寡によらず、人の心に残る広告をつくるには何に気をつけるべきなのか。同社の日本支社でマーケティングディレクターを務める尾澤恭子氏に話を聞いた。
Netflix、Amazon Prime Videoをはじめとする広告無しメディア隆盛期、コンテンツへの興味の高まりに反比例するかのように広告に対するネガティブな意見が見られるようになっている。この課題を広告はどのように解決していけばよいのか。世界の革新的事例をもとにSTORIES(R)の鈴木智也氏が解説する。
日常的に多くの広告と接することで、生活者の感情や行動はどのように変化しているのか。ここでは各社の調査データをもとに、生活者の広告への意識を探る。
いまや、多くの企業が顧客とコミュニケーションをとるために活用しているTwitter。企業もユーザーも無料で使える気楽さが世界的にユーザーを増やし、それによって広告商品を拡充してきたが、広告もユーザーにとって魅力的な体験にならなければ、企業の基盤たるユーザー離れを起こしかねない。広告事業とユーザーエクスペリエンスの両立をどう考えるのか。Twitterの広告事業責任者の松山歩氏に考えを聞いた。
「2019年インターネット広告に関するユーザー意識調査」※によると、ユーザーの約85%が「インターネット広告への情報活用に不安を感じている」と回答し、半数以上が「広告表示のされ方に対して嫌悪感を抱いている」と回答している昨今。インターネット広告事業者はどのような危機感を抱き、また対応を考えているのだろうか。アドウェイズ代表取締役社長の山田 翔氏に聞く。
プロモーション領域で実績をあげた優れた個人を称える「JPM The Planner2022」に輝いた読売広告社の市川晴華氏。さまざまな媒体を連携させながら、生活者にとってより良い広告体験の提供に挑み続ける同氏に、これからのアドエクスペリエンスについて話を聞いた。
常盤薬品工業が新商品「眠眠炭酸 パープルミッション」の発売にともなって7月に実施した、「眠眠炭酸が“紫・パープル”担当の方を応援します!キャンペーン」は、多くの“推し”がいる人々の共感を得た施策となった。本キャンペーンの企画背景に加え、同社の広告コミュニケーションへの思いを、広報宣伝グループの落合美奈氏に聞いた。
広告に対して「うざい」「鬱陶しい」と考える生活者もいる状況を、クリエイターはどのようにとらえているのか。また、このような時代に、クリエイティブはいかに力を発揮することができるのか。山崎隆明氏に考えを聞いた。
若年層の“働き方”に対する意識も変化している中で、現在の広告業界は、学生たちにとってどのような存在なのか。働き方評論家であり、かつては広告会社への入社を志望していたという常見陽平氏が、現在の広告業界への就職志望事情について語る。