「たしからしさ」を高め「分かち合い」を大切にすれば広告は「善き隣人」となる
デジタル広告へのマイナスな意見は、インターネットを使い慣れている若年層からも集まっている。広告が再び本来の魅力を取り戻すために、広告制作に携わる人々はどのような意識を持つとよいのか。広告・マーケターの人材育成に精通する山本直人氏が解説する。
デジタル広告を中心に、広告に対して「怪しい」「鬱陶しい」といったネガティブな意見を持つ生活者が増えている現在。問題のある広告はごく一部であっても、「広告」という存在そのものに対してマイナスのイメージを持たれてしまうことになれば、すべての広告主に関わる課題となります。ユーザーが求めている情報、能動的に「見たい」と感じる広告とはどのようなものなのでしょうか。本特集では、この課題を広告業界全体のものと捉え、多様な立場の実務家や有識者にユーザーにとっての最適な「アドエクスペリエンス」という観点から、広告の在り方を考えます。