「ゆっくり茶番劇」で考える、商標権と著作権
先日、あるYouTuberが「ゆっくり茶番劇」という名称を商標登録(第6518338号)した上、「使用者に年間10万円の使用料を請求する」などと表明したため、大炎上となりました。
先日、あるYouTuberが「ゆっくり茶番劇」という名称を商標登録(第6518338号)した上、「使用者に年間10万円の使用料を請求する」などと表明したため、大炎上となりました。
本年3月、大阪・関西万博公式キャラクターのデザインが決定しました。「いのちの輝きくん(仮)」です。個人的には好きですが、インパクトのあるデザインで、賛否両論を呼びました。
自身を誹謗中傷するTwitterの投稿に「いいね」を押され、名誉を毀損されたとして、損害賠償を求める訴えがありましたが、先日、裁判所は、名誉毀損を否定しました(東京地判令和4年3月25日)。
先日、あるイラストレーターの作品にトレース疑惑が浮上し、作品集やグッズが販売停止となりました。昨年には、別の作家のトレース疑惑もありました。トレース疑惑は「トレパク」ともいわれ、比較的頻繁に問題となっています。今回は、これらの事案を契機として、トレースについて考えます。
2021年、NFTは、流行語大賞にノミネートされるほど話題となりました。NFTは、ブロックチェーン技術を利用した、「偽造が困難な保有証明書付のデジタルデータ」など説明されます。NFT市場の今後には様々な見方がありますが、日本向けの新サービスも続々と予定されているなど、さらなる市場拡大も期待されます。
先日、「会議が変わる。会社が変わる。」というキャッチコピーについて、著作物性を否定する裁判例がありました(知財高判令和3年10月27日)。今月号には、「宣伝会議賞」の一次審査の結果も掲載されています。今回は、これに便乗して、キャッチコピーの著作物性について考えます。
先日、メルカリの商品紹介ページに、ハッシュタグとして、同業他社の商品名(商標登録済み)を記載していた事案において、商標権侵害になる旨の判決がありました。今回は、これを契機に、著作権と商標権の両面から、ハッシュタグについて考えます。
世界各国でバンクシー展が開催され、日本でも話題となりました。ただ、その多くは、バンクシーが非公認との報道もあります。今回は、これを契機に、作品を利用した展覧会その他のイベントについて検討します。
先日、特許庁が登録を拒絶した「マツモトキヨシ」の音商標について、知財高裁が商標登録を認めました。これは商標権に関する事例ですが、今回は、この事例を契機に、著作権的な視点も交え、サウンドロゴについて検討します。
先日、ファスト映画にナレーションを提供した男性が、1000万円超の賠償金の支払などを条件に、映画会社と和解したとの報道がありました。「ファスト映画」とは、映画の映像に字幕、ナレーション等を付けて概要をまとめた10分程度の動画です。広告収入を目的として、YouTube等で配信されていました。