「もっと新しいクリエイターと仕事をしてみたい。けれど、どんな人がいるかわからない」。クライアントから、最近そのような声を聞きます。新しい表現・新しいアプローチは、新しい“人”と組むところから始まります。そこで、今月はさまざまな領域で活躍する81名のU35クリエイター、そして若手主体のプロジェクトチームをピックアップ。デジタルに親しんで育ってきたU35世代の持つクリエイティブ観や、働き方への考え方も紐解きながら、彼らの活動の“いま”をお届けします。新しい若い世代との出会いのきっかけとして、どうぞご活用ください。
アンケート項目
氏名/年齢/職種/所属/プロフィール/連絡先(メールアドレス、Twitter、個人URLほか)/代表作/ご自身のキャッチコピーまたは座右の銘
Q1. 仕事をする上で今特に注力していること、ご自身のテーマにされていること
Q2. 今後手がけたい仕事、実現したい働き方、または密かに抱いている野望は?
コミュニケーションデザイナー/コピーライター
フロンテッジ コミュニケーションデザインチーム 淺井勇樹(35)

プロフィール
TCC新人賞、文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品、アドフェスト銀賞、新聞協会広告賞など。
仕事

信濃毎日新聞社 創刊140周年「家族のはなし」
地元長野出身の鉄拳さんにパラパラ漫画の制作を依頼。約1900コマの画を、実際の新聞印刷機で刷りながらリアルタイム撮影しました。
Q1. 仕事をする上で今特に注力していること、ご自身のテーマにされていることは?
自己満足に走ることなく、企業や商品やサービスが存在する意義を伝えることです。
Q2. 今後手がけたい仕事、実現したい働き方、または密かに抱いている野望は?
地方出身ということもあり、都会にはないよいものを、洒落れた感じにではなく、なるべく無理なくそのまま真摯に伝える仕事がしてみたいと思います。
座右の銘
「からだが暖まったからよろこぶのではなく、私がよろこんでいるからからだが暖まるのだ。」
(バールーフ・デ・スピノザ)
コピーライター/CMプランナー
電通名鉄コミュニケーションズ・クリエーティブ部 石本香緒理(33)

プロフィール
グラフィック、CM、ネーミング、キャンペーンなど手がける。TCC審査委員長賞、CCN賞、FCC賞、OCC新人賞、ACCファイナリスト、グッドデザイン賞など受賞。
k.ishimoto@dmc.dentsu.co.jp
仕事

三重県 海岸漂流・漂着物対策「伊勢湾のごみを、ゼロに。」
海や海岸のごみに自分も関係あると気づいてもらうため、ビジュアルに実際に伊勢湾のごみを使用して「事件現場をおさえた証拠記録」のような表現にしました。企画とコピーを担当。
Q1. 仕事をする上で今特に注力していること、ご自身のテーマにされていることは?
惚れっぽくいること。その企業や商品、人が好きだからこそ、プラスの面もマイナスの面も受け入れて答えが出せるんだと思います。困難を乗り越えながら、献身的に、誠実に制作に取り組めるのも惚れているからこそだと思います。/検証しつづけること。アイデアや企画ができあがるにつれて満足してしまう性格なので、「それって自分の中からごろっと出てきてる?おもしろい?人を傷つけない?」とか、ぎりぎりまで自分に問うように心がけています。
Q2. 今後手がけたい仕事、実現したい働き方、または密かに抱いている野望は?
クライアントと …