来年から試験放送開始
総務省の「4K・8Kロードマップに関するフォローアップ会合」は7月30日、「第二次中間報告」をまとめ、4K・8Kの試験放送や実用放送の開始時期を定めた新たなロードマップを公表した。
2016年にBSでNHKともう1者の放送事業者で4Kと8Kの試験放送を開始。2018年にはBSと新たな110度CS“左旋”で4Kの実用放送を開始するとともに、BSでも“左旋”を利用して4Kと8Kの実用放送を開始する。
2016年に開始される4K・8K試験放送は、今年3月に終了した地上デジタル放送の衛星セーフティネットの空き周波数帯域(BS17ch)を使用する。この周波数帯(=1トランスポンダ)では、4Kだと最大3チャンネル、8Kは1チャンネルが放送できる。このため、NHKとNHK以外の基幹放送事業者の2者が、4Kと8Kを周波数分割または1日の中での時間帯を分ける時分割方式で放送を行う。4K/8Kそれぞれの放送時間の上限は1日12時間以内としている。
今年秋頃には衛星基幹放送試験局(ハード)に免許が交付され …
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