市場規模全体では拡大傾向が継続
日本イベント産業振興協会は『平成26年イベント市場規模推計報告書』ならびに『イベントの来場者消費額と意識に関する調査報告書』を発表した。これによると会場内での消費額で算出した場合3兆7187億円(前年比1187億円減)であり、同協会がイベント市場規模と定義するイベントに関する全ての支出額合計は15兆5200億円(前年比3756億円増)となり、市場規模全体としては拡大傾向にある。
個人・ビジネスともに牽引するイベント分野が変化
イベントの分野ごとに市場規模を見ていくと、興業イベントは3兆2142億円(前年比9540億円減)と落ち込みが目立つが、スポーツイベントは3兆2090 億円(前年比6827億円増)と増加している(図1参照)。2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催決定後、スポーツイベントの盛り上がりを期待する声が多かったが、こうして現実のものとして表れている。この2分野がプライベートでの参加が中心である傾向から …
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