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広告業界トピックス

アップル社、Facebookもニュースサービスを開始 オンライン課金モデルの既存メディアに影響も

宮浦慎

米アップルが新ニュースアプリ

米アップル社は7月9日、新たなモバイルOS「iOS9」のβプログラムの一般提供を始めた。アップルIDを所持するユーザーであれば入手できる。プログラムは、今秋リリースされる予定の次期OSの品質や操作性の向上を目的として、広く一般からの参加を募っている。定額で音楽が聴き放題となるストリーミング方式のネット配信サービス「アップル・ミュージック」が日本でも話題を呼んだが、米メディア業界では現在、iPhoneやiPadなどに今秋搭載される「iOS9」の新機能である「News」アプリ(日本は対象外)に注目が集まっているという。

これまで、アップルの端末に搭載されていたアプリ「Newsstand」は、ユーザーが定期購読する新聞や雑誌などのアプリを束ねる機能を果たすものだった。「News」アプリは、ユーザーがメディアとトピックを選び、その選択に沿って統合された最新ニュースを読むことができるサービスとなっている。さらに、アルゴリズムを用いて、それぞれのユーザーが興味・関心を持つと予測される情報を抽出。iPhoneやiPadなど、それぞれの機器に適したレイアウトデザインで記事を表示するという。

すでにニューヨーク・タイムズ、CNN、タイム、ブルームバーグ、フィナンシャル・タイムズ、ガーディアン、エコノミストなど約50社が参加を表明している。参加メディアが独自販売して記事に付けた広告は、全てメディア側の収益となる。アップル社がiADの仕組みを通じて販売した広告を添えることも可能で、その収益はメディア側が7割、アップル社が3割となる。

米国では …

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