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日経が英文媒体を創刊、電子サービスに新たな動き

新聞(宮浦 慎)

新たに電子サービスを始める動きがみられた。2010年に有料電子版をいち早く創刊した日本経済新聞社は英文媒体をスタート。沖縄タイムス社は有料電子版を創刊、広島県の中国新聞社は朝刊電子版とニュースサイトを統合したサービスを始めた。毎日新聞社は本紙購読者が無料でスマートフォンなどを通じて紙面を読めるサービスを開始したほか、ニュースサイトをリニューアルした。

日経 アジアの今を世界に

日本経済新聞社は11月21日、アジアの今を世界に伝える新たな英文媒体「Nikkei Asian Review(ニッケイ・エイジアン・レビュー)」を創刊した。パソコン、スマートフォン、タブレット型端末で購読するほか、紙の記事でも提供する。

アジア各国の支局を拠点とした同社の記者をはじめ、経済の専門家による寄稿記事、知識人の見解や分析なども読める。アジア各地でフォーラムなどのイベントも開催し、読者がアジアを理解し成功を収めるための提案をしていくという。

同社の喜多恒雄代表取締役社長は「アジア視点からの報道・情報発信によってアジアに対する理解向上を促していく」とコメントした。

紙とアプリは週刊で、読み物が中心。WEBでは日々のニュースも掲載する。パソコンなどの「デジタルプラン」の購読料は月17.99ドルから。紙の記事も提供するプランは27.99ドルから。

創刊に伴い、従来の英文ニュースサイトは同日で更新を休止、週刊英字紙「日経ウイークリー」は9月末で休刊した。

沖タイ 紙面イメージ+サイト

沖縄タイムス社は11月22日、有料電子サービス「沖縄タイムス+プラス」をスタートさせた。本紙や子供新聞の紙面イメージを配信するほか、有料ニュースサイトで記事を提供する。パソコン、スマートフォン、タブレット端末で見られる。

紙面イメージを配信する「沖縄タイムス電子版」は、毎朝午前5時に配信する本紙や副読紙を専用ソフトで閲覧できる。有料サイト「沖縄タイムス+プラス」は本紙記事に加え、独自企画を掲載。沖縄経済の動向やスポーツ速報を届けるメールサービスも配信する。

デジタル単独の「デジタル購読プラン」は月3290円、本紙購読者が申し込める「購読者プラン」は月300円で、いずれも全機能を利用できる。有料サイトとメールサービスの一部が利用できる「ニュースサイトプラン」は月500円。同居家族5人まで同時に閲覧が可能だ。

中国 電子版とサイトを統合

2011年3月から、紙面イメージを配信する朝刊電子版を展開している中国新聞社。12月2日、朝刊電子版とニュースサイトを統合し、電子サービス「中国新聞アルファ」を始めた。速報や地域ニュースに加え、紙面イメージ、過去記事の検索サービスを提供する。

本紙の定期購読者が無料で申し込める「スタンダードコース」は、過去1週間分の紙面イメージや1か月分の記事データベースを利用できる。購読料に月315円を追加する「プレミアムコース」は、ニュース動画、地域ニュースが閲覧できるほか、紙面イメージと記事データベースの利用範囲がそれぞれ1カ月、1年まで拡大する。

デジタル単独の「デジタルコース」は月3322円で、プレミアムコースと同じサービスが利用できる。

利用には読者組織「ちゅーピーくらぶ」のID登録が必要になる。朝刊電子版は年内で終了し、契約者はアルファに移行する。会員制交流サイト「ちゅーピーむら」も機能をアルファに集約する。

毎日 愛読者セット

毎日新聞社は12月2日、本紙購読者が無料でスマートフォンやタブレット端末などから紙面を読めるサービス「愛読者セット」の提供を始めた。各本社の朝夕刊最終版の全ページをアプリ、WEBサイトで閲読できる。新聞に掲載された過去1年間の記事を検索できる記事データベースの利用も可能だ。

本紙を購読していなくても、会員登録すれば一部を利用できる。本紙未購読の会員は、東京本社朝刊最終版1面の紙面イメージのほか、WEBサイトで記事の一部を閲読できる。

併せて、WEBサイト「毎日jp」をリニューアルし、「毎日新聞」と改めた。

文/宮浦 慎

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