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活発化する「ハイブリッドキャスト」、広告ツールとしての展望は?

テレビ・ラジオ(明石庸司)

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ハイブリッドキャストとは

テレビ放送と通信の連携サービス「ハイブリッドキャスト」をめぐる動きが活発化している。9月からサービスを開始したNHKは、より高度なコンテンツの配信を実現するため、総務省に認可申請を実施。民放各社もサービス開始に向け準備を進めており、CEATEC JAPAN 2013ではデモンストレーションを行った。

ハイブリッドキャストは、電波で送られる番組と通信回線で送られるコンテンツを対応テレビで同期し、合成して提示する技術のこと。放送を中心に、通信を活用してサービスを強化するという観点が、インターネットが主導の連携サービスやこれまでのスマートテレビと大きく異なる。メーカーやテレビ局、通信事業者などで構成される一般社団法人IPTVフォーラムで検討が進められ、今年3月には標準規格化された。HTML5による記述に対応することから、スマートフォンやタブレット端末とのシームレスな連携の実現が見込まれている。利用には対応テレビが必要になるが、現時点では、東芝とパナソニックから発売が開始されたところだ。

10月1日から5日まで千葉の幕張メッセで開催されたCEATEC JAPAN2013では、NHK/JEITA ブースでNHKと民放各局が行ったデモンストレーションを実施。タブレット端末と連携させたサービス例が展示された。

TBSは、番組に連動した検索キーワードがタブレットに自動表示され、視聴者が簡単にWEB検索を行うことができる「おまかせ検索」というデモを実施。北海道テレビはNTTコミュニケーションズと共同で、「シンクロにしてぃ」というデモを展示。視聴者が番組を見るドキドキ感の心拍数を計測して数値化、出演者や他の視聴者との心拍数が重なった時に「シンクロ」と画面表示し、一体感を演出するというもの。テレビ朝日もタブレットと連携して番組に参加できるデモとして、9月放送の「よゐこの無人島0円生活5時間SP」で行ったWEB連動番組のハイブリッドキャスト版を展示した。NHKは9月から開始したサービスの体験デモを行った。

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