森永乳業は4月13日から、チルドカップコーヒーブランド「マウントレーニア」において、コロナ禍でストレスを抱える人々に深い癒やしを届ける年間プロジェクト「マウントレーニア 深い癒やしプロジェクト」を開始。春のプロジェクトとして、4月12日の週から、動物園の飼育員が撮影した動物の赤ちゃんをパッケージとした「マウントレーニア カフェラッテ」〜深い癒やしパッケージ〜を発売した。
パッケージは全16種類で、写真は旭山動物園をはじめとする全国5つの動物園が提供。当企画では、コロナ禍で集客が落ちこむ動物園のPR支援を行うとともに、売上の一部を先の動物園に飼料代として寄付する。
当商品は、6月14日時点で出荷2000万本以上を記録。昨年比114%と、売れ行きは好調だ。また、動物園を支援するという取り組みに対して「応援したいから購入した」という声が非常に多いほか、「可愛すぎて速攻でレジに持っていった」「全部集めたい」と、パッケージに対する好反応も多く見られたという。
商品の発売と同時に、動物園の赤ちゃん動物の画像や動画を掲載した特設サイトやトレインジャック、オンライン会議に動物園の動物を招待できる「ZOOm」なども実施。これらに対し、SNSではリツイートを除き1万件以上の投稿があった。また、動物園側からは「問い合わせが増えた」などと喜ばれたという。

当施策の商品パッケージ。博報堂のクリエイティブディレクターである河西智彦氏は「パッケージに生き物を印刷するという英断も、売上増の実現に貢献したのでは」と語る。