バスツアー大手のはとバスが、9月19〜22日の4連休に、60台のバスでつくった巨大迷路体験ができるバスツアーを開催。
主なターゲットは都内近郊のファミリー層。同ツアーには、ミニチュアの世界を体験できるテーマパーク「スモールワールズ TOKYO」の訪問などの行程が含まれるが、中でも企画の一番の目的は「車内換気体験」でバスの換気性能の良さを体験してもらうこと。
バスの車内は密閉空間というイメージを持たれがちだが、観光バスには車内の空気を5分程度で入れ替えられる換気制御装置が備え付けられており、それを知ってもらうことで観光バスに対する安心感を持ってもらうことを目指した。「新型コロナウイルスの影響で観光バスの利用者数が落ち込む中で、できるだけ多くの方に知ってもらいたいと、インパクトのある巨大迷路体験と組み合わせました」(経営本部 広報室 伊藤百那氏)。
ツアーは大盛況で、当初は1日2便で3日間の運行を予定していたが、1日3便の4日間に変更。全便がほぼ満席になり、合計344人が参加した。「巨大迷路体験と組み合わせたことで、結果として観光バスの換気性能の良さを多くの方に知っていただくきっかけになりました。これが次のご利用につながっていけばと考えています」(伊藤氏)。

60台のバスでつくった圧巻の巨大迷路。参加客からは、「きれいなバスがいっぱい並び、見ていて楽しかった」「子どもより母親の私が一番楽しんでいました」などの声が聞かれた。