Nature Innovation Group(東京・渋谷)は8月28日、同社が運営する傘のシェアリングサービス「アイカサ」にて環境省と連携し、「熱中症警戒アラート(試行)」と連動した日傘の1日無料キャンペーンを実施することを発表した。
熱中症警戒アラートは、国民の熱中症予防行動を促すために環境省と気象庁が連携し、7月1日から関東甲信地方の1都8県にて先行実施しているもの。アイカサは昨年より環境省と協業し、日傘仕様の傘をつくるなどの熱中症対策プロジェクトを行っていたことから、今年も引き続き、特に暑い日の日傘利用の促進として連携に至った。
当キャンペーンでは、いずれか1都県で熱中症警戒アラートが発表された際に、アイカサの1日の利用料金(70円)を無料化。アラートが発表された都県に限らず、関東地方にあるアイカサのスポット(約450箇所)で利用できる。
利用者からは、「電車内に日傘を持ち込まなくていいので、男性でも日傘を使いやすい」「日傘は利用時間が限られるので、利用しないときに日傘を持ち歩かなくていいのが便利」といった声が聞かれているという。広報の加藤薫氏は「多くのメディアにも取り上げていただき、男性を含め昨年より多くの方に認知、ご利用いただけました」と、手ごたえを語った。

傘の貸し出しスポット。アイカサの日傘は晴雨兼用で、内側にUVカット処理を施しており、遮光90%以上の効果が見込める。