佐賀県は2016年12月20日、同県への移住を促すことを目的として、スマートフォン向けマンガサイト「マンガしとらす」をオープンした。年末年始の帰省のタイミングに合わせて移住を考えるきっかけづくりを目指す。
「マンガしとらす」は、同県の移住情報ポータルサイト「サガスマイル」からもアクセスできるようにした。
コンテンツは、「妻子をたずねて三百里」という読みきりマンガと、佐賀県のおすすめスポットやグルメを紹介する4コマ漫画。
「しとらす」は佐賀弁で「~していらっしゃる」という意味。同県名産の柑橘類「シトラス」にも掛けている。
同県の担当者は「柑橘類は年末年始のコタツのお供。スマートフォンでゆったりと読んでもらえるように縦スクロール操作で読めるようにしました」と話す。
また、Twitterのアカウントを持つ漫画家17人とも連携し、話題化を図った。彼らの累計フォロワー数は70万人に上る。
「マンガしとらす」はオープンから1カ月で読みきりマンガ閲覧者は数10万人。移住情報ポータルサイト「サガスマイル」へのアクセス数は月間で前月比130%となった。
今後について担当者は「展開したキャンペーンのコンテンツは、サイト訪問者が楽しく佐賀県について知れるように『サガスマイル』に集約していきたい」と話した。
イベントなどの情報発信もしていき、佐賀県への理解を深めていく考え。