キリンは、お酒のマナー啓蒙活動の一環である「酒学入門講座」で、若年層向けに広告を掲出している。
酒学入門講座は、お酒との上手な付き合い方を発信するWebサイトで、適正な飲酒量を見極め、自分に合ったお酒の楽しみ方に関する情報を発信する。
今回の広告は、忘年会や成人式でアルコールとの接点が増える若年層に向けて、「飲み会犯罪者を取り締まる」というコンセプトのもとデザインされた。
飲み会の席で、誰もが一度は遭遇するであろう“マナー違反者”を、西部劇に出てくる指名手配犯ポスターのように取り上げている。
現在9種類のパターンがあり、「会計ドロン」や「AKG(あきらかに金払わないガールズ)」、「終電の番人」、「コール職人」など、内容はさまざま。近年の若者の飲み会離れの理由として、迷惑行為者の増加という要因が挙げられるため、マナー向上を訴えることが狙いだ。同社担当者は「人に嫌われる行為や、法的に罰則が加わる行為を指摘しやすくなるように、ネーミングをキャッチーにした」と話す。
Twitter上では、ハッシュタグを付けたポスター画像が出回り、1人のつぶやきが約4500リツイート、6600いいねを記録するなど、ソーシャルメディアを中心に大きな話題を呼んでいる。