31万部発行の女性誌『ハルメク』が考えるシニア女性の新しいニーズ
「人生100年時代」を迎えつつある日本社会。ファッション市場にはどのような変化が起こっているのか。シニア女性層を中心に人気の雑誌『ハルメク』編集長の山岡朝子氏に話を聞く。
国の政策、さらには産業界においても「人生100年時代」という言葉を目にする機会が増えました。長寿命化を見据えた時、経済・社会システムの再構築はもちろん、私たち一人ひとりにおいても、どう暮らし、そして生きるのか、新たな人生設計が求められています。それでは、これまでにロールモデルが存在しない、新たな人生をデザインしようとする生活者に対し、企業は商品・サービス、さらにコミュニケーションでどのような支援ができるのでしょうか。その支援が支持されれば、これまでにない需要や市場を開拓することも可能です。特集では商品・コミュニケーション開発を中心とする最先端の事例をもとに、「人生100年時代」のマーケティングの在り方について考察していきます。
「人生100年時代」を迎えつつある日本社会。ファッション市場にはどのような変化が起こっているのか。シニア女性層を中心に人気の雑誌『ハルメク』編集長の山岡朝子氏に話を聞く。
長年にわたり牛乳の宅配サービスを提供してきた明治は、定期的に高齢者の自宅を訪問できる利点を活用し、商品配達と同時にシニア層の健康状態を見守るサービスで事業拡大を目指している。食から健康を支える、宅配サービスの可能性について同社の小池康文氏に聞いた。
2019年4月に開始したサブスクリプションサービス「ADDress」。変化する生活者のニーズを捉え、「多拠点コリビング(co-living)」の新市場を切り開いた同サービスは、いまや3000人近くの応募者が殺到する。同サービスを展開するアドレス 代表取締役社長の佐別当隆志氏に話を聞く。
「24時間、戦エマスカ。」のキャッチフレーズとともに国民的なブランドとなったリゲイン。ブランド誕生から31年目を迎えた今年、「人生100年時代」を見据えた新商品「リゲイン トリプルフォース」が発売された。販売元であるアイムの担当者に話を聞く。
セコムは高齢者向けの見守りサービス「セコムみまもりホン」を今年4月にリリースした。同サービスは個人だけでなく、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)事業を展開する法人にも導入されている。セコムはどのように高齢者のニーズを汲み、戦略を打ち出したのか。
人口構成の変化により、葬儀や供養、死後の手続きなど、ライフエンディングにまつわる市場が堅調に拡大を続けている。同時に、これまでタブー視されがちだった「死」への考え方や、ライフエンディング市場の構造にも変化の兆しが見えている。その最前線の状況を、よりそう 取締役 COOの篠﨑新悟氏に聞いた。
地域とつながりながら100歳まで住み続けられる街、100歳まで住み続けたい街をつくる…。地域住民参加型で「人生100年時代」について考える「人生100年を考えようLAB」を立ち上げた野村不動産。同社では、このLABを起点に新しい住まいづくりの取り組みを行っている。同社の冨田福太郎氏に戦略を聞く。
人生の節目に加入することの多い生命保険。寿命が延伸する中で、商品のみならずコーポレートコミュニケーションはどのような視点が必要になるのか。FWD富士生命保険 執行役員 兼 CMOの立川麻理氏に話を聞く。
超・長寿社会を迎えつつある中で、シニア世代の価値観やライフスタイルも多様化を見せている。これからの時代を見据えたシニアマーケティングの在り方を、博報堂「博報堂シニアビジネスフォース」の安並まりや氏が解説する。
旧来の枠に留まらない多様な人生設計が可能になる中、若者世代はどのように自身の人生設計を考えているのだろうか。大広「次世代ロールモデル研究プロジェクト」のリーダーを務める高橋勇策氏が解説する。