「コンセプト開発」の成功事例
成功した商品・ブランドを見ていると、核に強いコンセプトがあり、それを起点に戦略を立て、あらゆる施策を展開することができているケースが多いことに気づきます。ブランドを導いた秀逸なコンセプトの事例を紹介します。
テレビCMからソーシャルメディアの投稿まで、消費者との接点が格段に増えたことで、おのずと広告・コンテンツ制作が必要とされる場面も、そのバラエティが広がっています。担当者自らに制作スキルが求められるもの、外部のパートナーのディレクション力が求められるものがありますが、本特集では双方を織り交ぜながら、特にアウトプットの完成度を高める実践的ノウハウ・考え方を解説していきます。
成功した商品・ブランドを見ていると、核に強いコンセプトがあり、それを起点に戦略を立て、あらゆる施策を展開することができているケースが多いことに気づきます。ブランドを導いた秀逸なコンセプトの事例を紹介します。
リブランディングは、基本となる3つの「Re」から成り立っています。一つ目は、「リポジショニング」。つまり、ブランドの立ち位置を変えること。「最適のその先へ」という未来を前提にしたものですね。
「コンセプトとは何か」――キリンビールには、自社の商品開発の歴史や考え方、ノウハウを一冊にまとめた「開発ハンドブック」があり、ここに明確な定義が記されています。それは「お客さま視点で見た商品の魅力を、短い文章で表したもの」。商品は世に出した瞬間から、お客さまに育てられていくものです。
日本マクドナルドでは、社内報をターゲット別に定期発行している。社員向けの『BIZ SMILE』、主にアルバイト向けとなる『SMILE』と『WEB SMILE』といった具合に、紙とWebを組み合わせて発信。この他にも社員及びフランチャイズオーナーや店舗マネージャー向けWebサイトやメールマガジン、そして全国の店長が一堂に会するキックオフなど各種ビジネスミーティングがインナー向けに展開されている。
会社への行き帰りの電車ではSNSやニュースサイトを読みふけり、仕事は常に忙しく、早く帰って家事や育児もしなければならない。多くの人がそうした暮らしを送るなかに、インナー向け広報媒体は投下される。
インターネットやSNSが大きく拡がり、企業も個人も皆その恩恵を感じています。ただ、「情報」としては膨大すぎるため、発信者としては、すでに顧客である、また顧客になり得る「生活者」に、自分たちの情報が届いているだろうか?目に留まっているだろうか?と不安になります。
今号は「インナー広報におけるクリエイティブ」がテーマとなっていますが、まずは何故今「インナー広報」が重要なのか、ということから考えてみましょう。
女性向けの下着通信販売事業を展開しているピーチ・ジョンで、カタログ『PEACH JOHN』の編集長とWebビジュアルのクリエーティブマネージャーを兼任しています。
日々膨大な量の情報に接触する消費者に、興味・関心を持ってもらい、さらに購買・来店・利用・参加といった行動に移してもらうためには、「PR発想」のクリエイティビティが不可欠です。ここでは、その先進事例を紹介します。
僕はPRプランナーとして、さまざまな会社のコンテンツを、世の中の話題にするお手伝いをしていますが、その時、一番困るのが、「PR的クリエイティビティ」要素がほとんどなく、しかも、それを入れることがままならないコンテンツを話題にしてくれ、というオーダーを受けた時です。