巨大ユニクロロゴが原宿に『チェンソーマン』コラボを伝えた衝撃プロモーション
2023年7月19日、原宿・神宮前のWeWork Icebergエントランスイベントスペースにチェーンソーでぶった切られた巨大なユニクロのロゴキューブが出現した。どうやらユニクロが展開するTシャツブランド「UT」と人気アニメ『チェンソーマン』(MAPPA)のコラボレーションを伝えるプロモーションのようだ。カメラを向ける通行人が後を絶たず、周囲の生活者に衝撃を与えた本施策。アイデアはどうつくられ、実現まで至ったのか。
毎日のように新しいプロモーション企画が展開されていますが、その中で消費者の行動を喚起できるのはほんの一握り。しかし、それらの企画の裏にあるのは、企業やプランナーが考え抜いた、きらりと光る「プロモーション・アイデア」と、その企画を実現させられる推進力なのではないでしょうか。本特集では、思わず「その発想はなかった!」と言いたくなる、秀逸なプロモーション企画を紹介。アイデア発想から実現までの過程を事例ごとに振り返り、消費者の行動を喚起する、今までにないブランドの見せ方ができた理由を探ります。
2023年7月19日、原宿・神宮前のWeWork Icebergエントランスイベントスペースにチェーンソーでぶった切られた巨大なユニクロのロゴキューブが出現した。どうやらユニクロが展開するTシャツブランド「UT」と人気アニメ『チェンソーマン』(MAPPA)のコラボレーションを伝えるプロモーションのようだ。カメラを向ける通行人が後を絶たず、周囲の生活者に衝撃を与えた本施策。アイデアはどうつくられ、実現まで至ったのか。
プロモーション企画は、毎日のように新しいものが生まれ、絶えず世の中に展開されている。ありとあらゆる事例がある中でも、これまでとは違う見せ方や切り口を見つけることが求められているが、アイデアの量を出すのは難しさを感じる人も多いのではないだろうか。ここでは、電通、博報堂、ADKマーケティング・ソリューションズ(以下、ADKMS)で活躍する現役若手クリエイターが集結。クリエイティブ職の「あるある」からアイデア発想法まで、普段から企画を仕事にしている若手の考えを聞いた。
「WEBTOONって縦長じゃん?めっちゃ縦長で広告打てるとこって、エスカレーターのベルトじゃん?と思ってノリで作った広告がこちら。」投稿された1つのツイートに映っていたのは、縦スクロールで読む漫画WEBTOONがエスカレーターのベルトにプリントされている様子だった。X(旧Twitter)で88万インプレッションを超え、バズった広告企画が生まれるまでの裏側を、出稿主であるナンバーナインの小禄卓也氏に聞いた。
全国に32院の審美歯科を展開する医療法人社団 友伸會(以下、友伸會)が展開したのは、マウスピース矯正を訴求する電車広告だ。掲出されたのは2023年3月~8月。実はその間でクリエイティブは4回も内容を変化させた。半年間の中で、なぜクリエイティブを変える必要があったのか。そこに盛り込んだ仕掛けについて、企画を担当した友伸會の佐々木氏とADKマーケティング・ソリューションズのチームに聞いた。
サントリーは2023年7月18日、ギフトサービス「酒ことば」を開始した。これまでもお酒の新しい価値を商品やクリエイティブで提案してきた同社だが、今回挑戦した切り口は、「パーソナルギフト」だ。ギフトとお酒の新たな文化ともなり得る「酒ことば」に、商品の新たな見せ方を実現する企画力を学ぶ。
2023年6月、ファミリーマートのプライベートブランド(以下、PB)「ファミマル」で展開している「フェイシャルティシュー」のデザインが一新された。それはブランドカラーである青、白、緑がそれぞれの箱にプリントされ、5箱集まるとファミリーマートを彷彿とさせるものだ。商品名の記載が前面になく、PBの訴求としては挑戦的なこのデザインはどのように生まれたのか。ファミリーマートの柘植幹子氏、日吉将太氏とデザインを担当したThe Breakthrough Company GOの小川貴之氏にその裏側を聞いた。
渋谷パルコにて開催された「オシャレ魔女ラブ and ベリー オシャレまほうカフェ」。 9月18日までの会期延長を発表するなど大成功を収めている。なぜ今、10年以上大きな動きが見られなかった同ゲームとのコラボを実施したのか。どのようにかつてのファンへの話題化を図ったのかについて、話を聞いた。