
渋谷パルコ「オシャレ魔女ラブ and ベリー オシャレまほうカフェ」
渋谷パルコにて開催された「オシャレ魔女ラブ and ベリー オシャレまほうカフェ」。 9月18日までの会期延長を発表するなど大成功を収めている。なぜ今、10年以上大きな動きが見られなかった同ゲームとのコラボを実施したのか。どのようにかつてのファンへの話題化を図ったのかについて、話を聞いた。

セガから2004年に登場し、大ブームを巻き起こしたキッズカードゲーム「オシャレ魔女ラブ and ベリー」(以下、「ラブ and ベリー」)。そのコラボカフェが7月14日から渋谷パルコ6階にてオープンしている。当初は8月27日までの会期を予定していたが、9月18日までの延期を発表。8月4日時点で延べ1万5000人が来店するほどの人気ぶりだ。
この企画の裏側について、今回の「オシャレ魔女ラブ and ベリー オシャレまほうカフェ」を担当した、パルコエンタテインメント事業部の谷川祐太朗氏に話を聞いた。
「今回のコラボは、本企画のグッズ制作にかかわっているデザイナーからの提案がきっかけでした。私も幼少期に『ラブ and ベリー』をプレイする人達を見ていましたし、あの熱量をもう一度思い出させることができれば必ず成功すると思いました」。
その後、「ラブ and ベリー」の大ファンであるデザイナーとともにセガにアプローチしたところ、同ゲームが2024年に20周年を迎えることが判明。周年オンタイムでは、他コラボとのスケジュール調整が難しいことや話題が分散しやすいことを考え、周年の前年である2023年にコラボカフェを実施した。
公式感と相乗効果でファンの期待度を高める
根強いファンがいるとわかっていても、その層に届けるためのプロモーションができていなくては意味がない。開催にあたっての話題化はどのように図ったのか...