カンヌライオンズ2019 グランプリ作品これで早わかり PART1
各部門でのグランプリ有力候補だったNIKE「DREAM CRAZY」を押さえて、BURGER KING「THE WHOPPER DETOUR」が三冠に輝いた今年のカンヌライオンズ。社会課題への取り組みがより顕著になっているが、従来のように問題提起にとどまらず、それを実行に移す企業が高く評価される結果となった。
世界最大級の広告祭であるカンヌライオンズは、2018年に会期や部門などを大きく刷新。今年も新たに2部門が設けられるなど、広告界の動きに合わせて変化し続けている。エントリーされる作品は、いずれも大きな成果をあげたブランドキャンペーンや最先端の手法で制作されたクリエイティブなど。そこには、新たな切り口やアイデアを見ることができる。近年は社会課題が大きなトレンドになっているが、いまも変わらずカンヌライオンズは、広告界にとっての新しいケーススタディが溢れる場であることは間違いない。
その現場に行かずとも、受賞およびエントリー作品や審査員が何を語ったかを知ることは、これからの広告を考える上での大きなヒントになるはずだ。本特集では今年のカンヌライオンズの受賞作品を振り返るともに、参加者や審査員による作品・セミナーの分析と解説を紹介する。
各部門でのグランプリ有力候補だったNIKE「DREAM CRAZY」を押さえて、BURGER KING「THE WHOPPER DETOUR」が三冠に輝いた今年のカンヌライオンズ。社会課題への取り組みがより顕著になっているが、従来のように問題提起にとどまらず、それを実行に移す企業が高く評価される結果となった。
各部門でのグランプリ有力候補だったNIKE「DREAM CRAZY」を押さえて、BURGER KING「THE WHOPPER DETOUR」が三冠に輝いた今年のカンヌライオンズ。社会課題への取り組みがより顕著になっているが、従来のように問題提起にとどまらず、それを実行に移す企業が高く評価される結果となった。
各部門でのグランプリ有力候補だったNIKE「DREAM CRAZY」を押さえて、BURGER KING「THE WHOPPER DETOUR」が三冠に輝いた今年のカンヌライオンズ。社会課題への取り組みがより顕著になっているが、従来のように問題提起にとどまらず、それを実行に移す企業が高く評価される結果となった。
各部門でのグランプリ有力候補だったNIKE「DREAM CRAZY」を押さえて、BURGER KING「THE WHOPPER DETOUR」が三冠に輝いた今年のカンヌライオンズ。社会課題への取り組みがより顕著になっているが、従来のように問題提起にとどまらず、それを実行に移す企業が高く評価される結果となった。
日本のカンヌライオンズ受賞全作品を紹介する。
カンヌライオンズ2019 クリエイティブ・データ部門の審査基準として、僕は3つの視点を審査員に提示しました。
新たに設立されたエンターテインメント・フォー・スポーツは、スポーツを題材にした広告コミュニケーション全般を取り扱う部門です。審査にあたってスティーブ・スタウト審査委員長が掲げたのが、「Sports is microcosm of life(スポーツは人生の小宇宙)」。スポーツはアスリートだけではなく、見る人にもさまざまなドラマを生み出すので、そのことが表現されている点を大事にしたいと確認がありました。
今年、初となるクリエイティブストラテジー部門には、全体で900近いエントリーがありました。審査基準は戦略そのものが起爆剤になり、ブランドやビジネスのチャレンジに大きく寄与したか。施策そのものが企業全体、業界全体に影響を与えたか。さらに短期的ではなく、中長期的な視点か否か、です。
今年が2年目となるソーシャル&インフルエンサー部門では1507エントリーの中からWENDY'S「Keeping Fortnite Fresh」がグランプリに選ばれました。人気オンラインゲーム内で女の子のキャラクターが冷凍庫を次々に破壊していくもので、「冷凍肉を使わない」という同社のポリシーにきちんと落とし込まれています。この作品はカルチャーを理解し、アイデアとスピード感を持ってソーシャルメディアを使えば、少ない予算でもブランドは強くなれるというメッセージを、未来の広告業界に向けて伝える結果になりました。
クライアント、エージェンシー、セレブリティなど、多様な人々が登壇するカンヌライオンズセミナー。マーケティング、デジタル、クリエイティビティなど、現在の広告におけるさまざまなキーワードが語られる場として、毎年注目を集めている。そして、このカンヌライオンズセミナーを毎年ウォッチしている人たちもいる。今回、博報堂の皆川治子さん、淮田哲哉さん、岩嵜博論さんに、今年のセミナーでどんなことが語られたのか、聞いた。