スポーツは人生の小宇宙
新たに設立されたエンターテインメント・フォー・スポーツは、スポーツを題材にした広告コミュニケーション全般を取り扱う部門です。審査にあたってスティーブ・スタウト審査委員長が掲げたのが、「Sports is microcosm of life(スポーツは人生の小宇宙)」。スポーツはアスリートだけではなく、見る人にもさまざまなドラマを生み出すので、そのことが表現されている点を大事にしたいと確認がありました。
僕自身は「スポーツは共感を生みやすいグローバルなプラットフォームである」ことと、「アスリートの極限のパフォーマンスが感動を呼び、人々の心のハードルを下げる」ことの、2つの特性があると考えていて、作品の温度を高めにすることが重要だと考えています。
初代グランプリとなったNIKE「DREAM CRAZY」は、コリン・キャパニック選手を起用し、クレイジー=無謀な挑戦で常識を覆してきた有名・無名なアスリートたちを次々と紹介。「Believe in something, even if it means sacrificing everything.(信じた道を進め、たとえ全てを失ったとしても)」と、挑戦するすべての人々を鼓舞します。
Just Do It 30周年に企画され、NFLのシーズン開幕に合わせて始められたキャンペーンは...