カンヌライオンズ2019 グランプリ作品これで早わかり PART1
各部門でのグランプリ有力候補だったNIKE「DREAM CRAZY」を押さえて、BURGER KING「THE WHOPPER DETOUR」が三冠に輝いた今年のカンヌライオンズ。社会課題への取り組みがより顕著になっているが、従来のように問題提起にとどまらず、それを実行に移す企業が高く評価される結果となった。
時代の先を行く企業に学ぶ 世界のクリエイティブ
各部門でのグランプリ有力候補だったNIKE「DREAM CRAZY」を押さえて、BURGER KING「THE WHOPPER DETOUR」が三冠に輝いた今年のカンヌライオンズ。社会課題への取り組みがより顕著になっているが、従来のように問題提起にとどまらず、それを実行に移す企業が高く評価される結果となった。
ブラジル
BACO EXU DO BLUES「BLUESMAN」
(AKQA, São Paulo)
ブラジルでは、人種差別が日常化している。そこで、アーティストのBaco Exu do Bluesはセカンドアルバム「BLUSEMAN」のローンチの際に、歌のためではなく、運動を起こすきっかけになるようなものとして8分のショートフィルムを制作。これは人種差別に対する観客の先入観や価値観を試すものとなり、議論を巻き起こした。
スウェーデン
DOCONOMY「DO BLACK - THE CARBON LIMIT CREDIT CARD」
(RBK COMMUNICATION, Stockholm)
スウェーデンフィンテック企業DOCONOMYが二酸化炭素排出量によって利用制限がかかるクレジットカード"Do Black"を開発。購入した製品やサービス毎に二酸化炭素排出量を自動計算し、排出量状況を表示してくれる。まだ試験的なプロジェクトではあるが、今夏にリリースされる予定だ …