世代・国境を越えるマンガのコミュニケーション力
この数年、映画やドラマ、アニメ、ゲーム、CMなど大規模なコンテンツビジネスの元ネタとなっているマンガ。さまざまなメディアで採用されるのは、エンターテインメント性の高さや影響力はもちろん、趣味や消費が多様化する今の時代においても子どもから大人までの幅広い読者を結びつける共通(共有)感覚や同時代性、ノスタルジーを覚えるからではないでしょうか。最近ではその共通(共有)感覚をもとに、二世代をターゲットにした実写映画化が増え、マンガのキャラクターが企業の販促活動にタレントのように活躍しています。企業が消費者に直接情報を伝えるよりも、間にキャラクターを介することで伝わりやすく、受け入れられやすいからです。