ダイバーシティで変わるコミュニケーション
今回は渋谷区の「同性パートナーシップ条例」の発案者であり渋谷区長の長谷部健さん、LGBTアクティビストとして活躍する東小雪さんと増原裕子さん、NHKの障害者情報バラエティ番組「バリバラ」のチーフプロデューサーである日比野和雅さんを迎え、先んじてこのテーマに取り組んで来た3組のお話にそのヒントを探る。
広告、デザイン、ファッション、建築、写真、アートなど、さまざまな分野で活躍するクリエイターが参加し、クリエイティブの本質、発想の原点について語り合う。
今回は渋谷区の「同性パートナーシップ条例」の発案者であり渋谷区長の長谷部健さん、LGBTアクティビストとして活躍する東小雪さんと増原裕子さん、NHKの障害者情報バラエティ番組「バリバラ」のチーフプロデューサーである日比野和雅さんを迎え、先んじてこのテーマに取り組んで来た3組のお話にそのヒントを探る。
そのアイデアは皆が耳を傾けたくなるアイデアか?人に伝えたくなるか?お金を出してもいいと思えるか?今ほど、アイデアのよしあしが純粋にジャッジされる時代はない。個人が、何か世の中のためになるアイデアや、どうしても実現させたいアイデアを思いついたとき、そのアイデアを発表し、広め、実現への道筋をつけていくことが今はできる。
今回は、小学館で次々とヒット小説を生み出し、映像化を果たしてきた出版プロデューサーの菅原朝也さん、人気番組『情熱大陸』の5代目プロデューサーである毎日放送の福岡元啓さん、小学生女児向けカードゲームとして社会現象とも言えるヒットを見せている「アイカツ!」の初代プロデューサーである原田真史さんの3人のヒットメーカーが登場。出版、テレビ、ゲーム、それぞれの分野でお仕事をヒットさせてきた戦略、長く愛されるコンテンツにできた理由、今後さらにパワーアップさせていくための取り組みを話してもらった。
今回の青山デザイン会議では、レディー・ガガの専属シューズデザイナーとして知られる舘鼻則孝さん、ストリートスタイルフォトグラファーのシトウレイさん、写真を使った新しいコミュニケーションアプリ「Picsee」を開発したドミニク・チェンさんの3名に、その可能性とこれからの姿をお話しいただく。
「ワークライフバランス」の推進が盛んに叫ばれている。だが、クリエイティブを生業にする人にとっては、どこか違和感のある言葉ではないだろうか? ワークライフ「バランス」とは、オンとオフを明確に分ける考え方だ。だが、ものを生み出す時間にオンもオフもない。よいものを生み出すためには24時間考え続けるし、いい企画のヒントはどこにあるかわからないから、いつもアンテナを張っていたい。趣味も遊びも家庭のことも、あらゆる体験が仕事に生き、生活と仕事が一体になって動き出してこそ、充実が感じられるというのが「クリエイター」という人種ではないだろうか。
大手メーカーの社内にイノベーションラボが新設されたり、ハッカソンスタイルのイベントが老舗企業にも広がるなど、大企業にスタートアップの精神を取り入れようとする動きが活発になっている。3Dプリンタの登場を契機に、ものづくり産業にインパクトを与えたメイカームーブメント(無数の個人がものの設計と流通を担う)は、大企業の中のエンジニアたちの力を開放し、個人やスタートアップと大企業の協業という新しい開発スタイルをもたらした。こうした動きと呼応するように、広告界でも、広告会社や制作会社が社内にラボを設け、ものづくりに乗り出すケースも増えている。
ここ数年、広告やコミュニケーションの仕事に軸足を置きながら、自らの領域を広げて活動するクリエイターが増えてきました。クリエイティブやコミュニケーション分野で培ったスキルやノウハウを活用して、スタートアップ企業や新しくメディアを興す人、NPO法人を立ち上げる人…クリエイターの働き方は多種多様に変化しています。
アニメ、マンガ、声優、アイドル…いわゆる「オタク」と呼ばれるサブカルチャーは、時代の移ろいとともにそのイメージは変わってきました。いまや「サブ」ではなく「メイン」として成長、その影響力は増大で、日本を飛び出し世界各国を席巻しています。
鋭い知覚やなにかが特化して優れた能力を持つ障がいのある人と、他分野で活躍するアーティストや企業がコラボレーションすることで、新しい表現を生み出したり、商品を開発したりする動きがここ数年増えてきました。社会の常識や価値観を越えたこうしたクリエイションや商品にはっと驚かされることがあります。そこには、成熟社会の中でいままで見落としていた多様性、既成概念をジャンプする新しい突破口があるように思います。また一方で、バリアフリーやユニバーサルデザインなど障がいのある方にも快適に生活できるクリエイションやプロジェクトも増えてきました。
日本はどの街に行っても同じ風景が広がり、その土地に根差した文化や自然の記憶が薄れつつあると危惧されていました。しかし最近、地元の美しい自然や景観、歴史や文化の記憶を取り戻そうとする動きが増えてきました。