受験生に贈る100枚のメッセージ 関西学院大学法学部のオープンキャンパスの施策
高校生に、法学部の新しい価値を感じてもらうために。そして2日間で1万人以上が来校する場において、できるだけ多くの高校生とコミュニケーションを図るために。統一のメッセージはあえて設定せず、関学大OB、宣伝会議コピーライター養成講座OBを中心とした有志クリエイターそれぞれが、独自の視点でクリエイティブをつくり上げるという方向性を取りました。
UP TO WORKS
<母>
うちの子は
すぐサボるし
マイペースだし
心配ばっかりかけるし
まったくなに考えてるのか
ついつい口うるさくしちゃう、けど、
ここにいてくれるってだけで
ありがとうなんだよね、
なんでだろう、
いつもなんでも話してるのに、
ちゃんと言葉にできてなくて、
大事だよって
ちゃんと伝えなきゃね、
<子>
お母さんは
すぐ怒るし
やたら急かすし
おせっかいだし。
わかんない!って思うこともある。
もちろん気持ちの奥のほうでは
すごく感謝してるし
ってそれ、あんまり伝えてないんだけどさ。
近すぎるからかな。
すごく本音なことは
なんだか恥ずかしくなっちゃって。
思ってるんだ本当は。
ありがとうって。
母と子どもの毎日は、きれいごとばかりとは限らない。ついいろいろ言ってしまったり、うるさがってしまったり。でも、心の奥には、お互いを想い合う気持ちが確かにある。そんな気持ちを伝えるきっかけを母の日キャンペーンでつくることを、UNIQLO、制作チーム一同、目指しました。今年は、新聞だけでなく、オウンド、店頭ポスター、メッセージカードも。さらに、中国、香港、台湾など、国境を越えて話題にしていただけたそうです。
お客さまとの全ての接点に秘められた可能性を信じて。私たちができることをこれからも考え続けたいと思います。
(電通 クリエイティブディレクター 井戸真紀子)
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