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ベンチャー乱立時代 一歩抜きん出るためのPR

「未来志向でチャレンジしているか」日テレ『SENSORS』プロデューサーに聞く

『SENSORS』(日本テレビ) プロデューサー 加藤友規

知名度不足に悩むベンチャーにとって、一般に広く認知を広めることができるテレビは重要な存在だ。制作サイドが好む、ベンチャーならではの魅力とは?

『SENSORS』(日本テレビ)(日曜未明1時55分~)
テクノロジー×エンターテインメントをテーマに、同名のウェブ媒体も運営。番組では紹介しきれなかったコンテンツなどを配信している。

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一方、日本テレビで日曜未明1時55分から放送されている『SENSORS』の場合。テクノロジー×エンターテインメントをテーマに、IT企業を中心に多くのスタートアップ企業も登場している。番組のほか、同名のウェブ媒体も運営し、番組では紹介しきれなかったコンテンツなどを配信。視聴者を集めたイベント開催など、テレビ番組の枠を超えた試みも行われている。2015年3月に虎ノ門ヒルズで行われたイベントでは、20代~40代の男女2000人以上が参加した。

「番組の軸は3つ。エンターテインメント、ビジネス、ライフがキーワードです。中でも最も関心が高いのが、エンターテインメントがテクノロジーの進化によってどんな未来を描いていくのか、という点ですね。単に楽しいコンテンツをつくっているというだけでなく、業界の未来を描いているような企業を多く取り上げています」と、プロデューサーの加藤友規氏は語る。

深夜の時間帯の放送だけあって、学生や起業家、NPO、ベンチャー企業など、ややエッジの利いた視点を求める視聴者が多い。視聴率は1~3%程度だが、特定の層に深く入り込む番組構成になっている。視聴者のニーズに応えるため、ウェブの編集チームには学生も参加するなど、フレッシュな視点が盛り込まれている点も特徴的だ。

番組制作は約1カ月前、ウェブの記事コンテンツでは2週間ほど前に取材先を決定。週に1度、ライターがネタを持ち寄る編集会議を実施してテーマを選定している。

「取り上げるテーマ選びのポイントは …

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