ランチに集中していた時間帯の売上構成比
モスフードサービスは9月14日から、「モーニング娘。’23」とコラボレーションしたキャンペーン「朝、モスしよ!」を開始した。
消費者が待ち時間も楽しめる体験を生むため、モーニング娘。’23のオリジナル待ち札を制作。
その待ち札に記載の二次元コードを読み取り、画面を待ち札のメンバーに向けると、スマートフォンの画面上にモスバーガーのコスチュームを着たモーニング娘。’23のメンバーが出現し、本キャンペーン限定AR動画を視聴することができる。
指で画面上のメンバーの大きさや位置を自由に調整し、商品と共に撮影することも可能だ。
特設ページでは、AR動画へのアクセス数をエリア別に掲載、総アクセス数(5000回視聴)に応じてスペシャルコンテンツが視聴できる、"推し活"として楽しめる仕組みにした。
今回のキャンペーンは、同店の時間帯の売上構成比がランチに集中しているという課題から企画した。
モスフードサービスのデジタルマーケティング部デジタルマーケティンググループ大樂泰督氏は、「朝外食」への期待を次のように話す。「コロナ後のワークスタイルの朝型へのシフトや朝外食が習慣の東南アジアからのインバウンドの回復、2022年7月の朝食の外食・中食が2019年同月比で2%増加している※などの現状から、今後『朝外食』が今よりももっと注目されると考えています。(※「NPDJapan,エヌピーディー・ジャパン調べ」)そこで、朝時間にプロモーションをすることで新しいお客さまにご来店いただけるのではと考えました」。
モスはつくりたてのおいしさにこだわり、注文を受けてから商品を調理する「アフターオーダー制」を採用していることから、どうしても待ち時間が発生してしまう。そこで、待ち時間に付加価値をつけることで待つことが楽しいと感じる顧客体験に変えるべく、モスバーガー特有の「待ち札」に着目した。
国内だけでなく、海外でも人気がある、モーニング娘。’23を「モスバーガーの朝の顔」として、モスモーニングキャラクターに起用し、メンバー14人が、モスのコスチューム姿で、朝限定で待ち札になるという施策を考えた。