先入観を覆すコーヒー体験を提供
UCCのドリップポッドブランドは、ポップアップ店舗「#バリスタのいないアイスコーヒー専門店 ひみつのドリップ」を7月14日から9日間の期間限定で表参道にオープンした。
本格的な夏の暑さが到来するこの時期の定番のドリンクといえばアイスコーヒー。この限定店舗では、世界中の産地から取りそろえた14種類ものブラックコーヒーをラインアップ。さらに、ミルクやフルーツなどのアレンジも加えて、56通りのメニューを用意した。本格的なコーヒーと豊富なメニュー展開がお楽しみのひとつとなっているが、単にドリンクをオーダーして購入するのではない仕掛けを用意した。
一般のコーヒーショップとは一味違ったコーヒー体験を提供したかったと話すのは、UCCグループ ソロフレッシュコーヒーシステムにてドリップポッド ブランドマネージャーを担う小牧美沙氏。
「この店舗には、コーヒーを淹れるバリスタがいません。ドリンクは当社が開発・販売するカプセル式コーヒーシステム『UCC ドリップポッド』で提供するもので、今回はこのカプセル式コーヒーの訴求イベントを企画しました。家庭でもコーヒーを日頃からよく飲む人は多いものの、カプセル式コーヒーの認知度は高くありません。また、その味や値段に対してネガティブな印象を抱いている人もいるため、カプセル式でも本格的な味わいを再現していることや、フレーバーを追加していろんなアレンジで楽しめることをこのイベントで発見してほしいと考えました」。
コーヒー専門店でありながらコーヒーを淹れる象徴であるバリスタがいないという謎めいた抽出方法を示唆する「ひみつのドリップ」と店名に据え、店舗ロゴには「?」をモチーフにしたマークをあしらい、視覚的にも興味を喚起するように工夫した。「先入観を持たずに、純粋にドリップポッドに淹れたコーヒーを味わってほしかったため、あえてPRしたい商材を注文後まで隠した『覆面カフェ』という挑戦をしました」と小牧氏は言う。