
東日本旅客鉄道は、「えきねっと」「タッチでGo!新幹線」の利用促進広告に、阿佐ヶ谷姉妹を起用した。
チケットレスをもっと身近に 「自分ごと化」を促進する施策
東日本旅客鉄道は7月3日から、同社が提供する「えきねっと」「タッチでGo!新幹線」の利用を促進する新たな広告を開始した。メインキャラクターに阿佐ヶ谷姉妹を起用し、JR東日本管内の各駅にてポスターなどのOOH広告やYouTubeなどで動画広告を展開するほか、阿佐ヶ谷姉妹にゆかりのある阿佐ケ谷駅にて期間限定でポスターを掲出するなどコラボ企画も実施した。
新幹線や特急にスマホやSuicaで乗れるチケットレス商品「えきねっと」「タッチでGo!新幹線」は、券売機に並んでチケットを購入する必要がなく、急な予約変更もスマホひとつで簡単に対応できる、便利なチケットレス乗車サービス。紙のチケットを失くす心配もない。しかし、まだまだ利用率に課題があり、未利用者をターゲットにチケットレス乗車のメリットを訴求する必要があった。
企画の狙いについて東日本旅客鉄道グループ 経営戦略本部 コーポレート・コミュニケーション部門の早坂沙織氏はこう話す。
「未利用者の多くは、チケットレス商品を『自分とは関係のないサービス』と捉えており、そうした心理的ハードルを下げ、チケットレスの『自分ごと化』を促すためにはどうしたらよいか、と考えました。そこで、すでに利用している人も多い“普及感”と誰でも“簡単”に使えるサービスであることを明確に印象付けようと、知名度も好感度も抜群な『阿佐ヶ谷姉妹』のお2人を起用してキャンペーンを展開することにしました」。
まだ紙のきっぷを使用している美穂さんと、すでにチケットレスを利用している江里子さんを対比させるストーリーを展開することで、チケットレス乗車の利便性の訴求を狙ったという。
「阿佐ヶ谷姉妹駅」が登場 SNSでの話題促進を図る
とにかく「チケットレスは簡単だ」ということをダイレクトに訴求したかったと話す早坂氏。「スマホで乗るならえきねっと」...