大会への興味喚起 必要なのはファンの「共感」
ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(以下、B.LEAGUE)は、2023年8月25日から開催される「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の日本ローカルアンバサダーの取り組みの一環として、5月15日から池袋駅、代官山駅でフラッグ広告を、表参道で屋外広告を掲出した。
2023年のバスケW杯は日本、フィリピン、インドネシアの3カ国共催で行われる。32カ国が参加し、世界の頂点を目指して16日間にわたり熱い戦いを繰り広げていく。今回の屋外広告は、大会開催100日前を盛り上げ、さらなる認知につなげようと実施した。
4年に一度の国際的な祭典にも関わらず、日本全国を見渡すと、この大会への認知・興味がまだまだ低いという課題を抱えていたと話すのはB.MARKETINGの廣瀬直哉氏。沖縄県を舞台に開催されるこの大会のローカルアンバサダーとして、日本国内の大会機運を醸成するために、ありきたりな広告にはしたくないという思いがあったという。
「スポーツをマーケティングする際、非常に難しいのが、日本人はサッカーであれ、オリンピックであれ、誰もが『スポーツっていいよね』と思っている一方で、世の中が盛り上がってからしか動かない、というレイトマジョリティーが圧倒的に多いことです。特に、バスケットボールは部活や体育の授業などで多くの方々が触れたことがあるスポーツです。また、社会現象となった有名な漫画でバスケに魅力を感じる人も増えました。しかし、実際の試合を会場やテレビ・ネットなどで・・・